Yuki Endo
2022-10-05AIプロダクト開発2チーム
はじめまして、LINEのエンジニア就業型インターンに参加させていただいた、横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報環境専攻 情報学プログラム 修士1年の遠藤祐輝です。普段はIoTマルウェアの通信に関する研究を行っています。今回、AI開発室のAIプロダクト開発2チームにサーバサイドエンジニアとして配属され、当チームで運用しているKubernetesクラスタへのIstioの導入およびIstioを利用した既存アプリケーションの改善に取り組みました。本レポートでは、Istioの導入背景や取り組んだ内容についてご紹介します。
背景と目的
AIプロダクト開発2チームでは、CLOVA SpeechなどのAIに関連する様々なプロダクトを開発・運用しています。提供しているプロダクトの多くはマイクロサービスアーキテクチャに近い設計となっていて、複数のサービスがネットワークを介して連携しています。そこで、当チームではインフラとしてLINEのプライベートクラウド(Verda)が提供するマネージドなKubernetesクラスタを利用しています。また、計算機資源の最適化や運 用の効率化のため、1つのKubernete